【ラフからのショット】クラブ選択の方法を解説!

ゴルフスイングの基本と練習法

アマチュアゴルファーでは、ティーショットを曲げてしまうなどして、次打がラフからのショットとなる場面が多くあります。

さて、このラフからのショットの場合、クラブ選択は一体どうすればいいのでしょうか。

ラフからのショットの時、考えるべきポイントやクラブ選択の方法についてチェックしていきましょう。

残りの距離だけを見て決めてはいけない!

「ラフからのショットだけどグリーンまで180ヤード」

こんな状況もあるでしょう。しかしこんなとき、残りの距離だけを見てクラブを決めてはいけません。男性ならば180ヤードは5番アイアンや6番アイアン、ユーティリティ、5番ウッドなどが選択肢に入ってくると思います。

女性の場合はさらに短い距離、150ヤード前後を想定してみるといいでしょう。フェアウェイウッドやユーティリティでちょうどいい距離です。

さてここで残りの距離だけ見てしまうと5番ウッドなどをチョイスするとどうなるでしょうか。成功すればいいんですが、そのショットはもしかしたら失敗に終わるかもしれません。

ラフからのショットで大切なのはライ!

ラフからのショットが失敗する場合、単純なミスショットだけでなく、クラブ選択のミスも大きく関わってきます。

ラフからのショットで見るべきなのは、残りの距離だけでなく、ボールがどんな状況なのか「ライ」をきちんと確認することです。ラフでは芝の長さやボールの沈み具合で、ショットの難易度が大きく変わってきます。

芝にしっかりボールが沈んでしまっているようなライが悪い状況では、欲張って飛距離を稼ごうと、フェアウェイウッドでショットをしてもいい結果は生まれません。失敗の確率が大きく上がってしまうんです。

このようなケースは、ミスショットではなく、クラブ選択のミスをショット前から犯していることになります。

ラフの上にボールが乗っている場合のクラブ選択

ラフの芝が比較的短めで、ラフの上にボールが”ちょこん”と乗っているような場合はかなりラッキーと言えるでしょう。

ラフとはいえ絶好のライで、芝の分ボールが浮いているのでティーアップしているのとほぼ同じような感覚でショットができます。当然クラブ選択もフェアウェイウッドやユーティリティなどをチョイスしても問題ありません。

ラフからのショットになるので、フェアウェイウッドやユーティリティの方がダフってもソールが滑ってミスショットになりづらくなります。

ラフにボールが沈んでいる場合のクラブ選択

ラフにボールが沈んでしまっている場合は、フェアウェイウッドなどのソールが広いクラブは不向きです。広いソールが芝の抵抗に負けてヘッドが十分に潜ってくれず、トップなどのミスを誘発してしまいます。

こんなときはアイアン一択で、ラフに埋もれているボールをラフごと切り裂くようなイメージでスイングをしていく必要があります。

またラフの長さによっても狙いが変わってくるのに注意が必要です。

ボール1個分がちょうど埋まる程度のラフならばミドルアイアンなどで、ダウンブローにショットができます。しかしボール2個以上が埋まってしまうような長いラフの場合は、ショートアイアンでラフから脱出するのが精一杯。

ボールの沈み具合によってアイアンの番手選択を間違えないようにしましょう。

ボール半分までがユーティリティが使える限界

ボールの沈み具合によってはユーティリティがギリギリ使える場合もあります。

それはボールの沈み方が、「ボールの半分まで」を目安にしましょう。

ラフからのショットでクラブ選択に迷った場合は、ボール半分がユーティリティの守備範囲と覚えておきましょう。

ラフからのショットは状況によって柔軟なクラブ選択を

ボールのライ/クラブ フェアウェイウッド ユーティリティ ミドルアイアン ショートアイアン
ラフの上に乗っている
沈み方がボール半分未満
沈み方がボール半分以上 × ×
ボール1個沈んでいる × ×
ボール1個以上沈んでいる × × ×

ラフからのショットでは残り距離だけを見てクラブ選択をしてしまうと、痛い目を見ることがあります。

冷静にボールのライを確認して、ラフからのショットが成功する確率が一番高いクラブを選んでいくようにしてみてください。

とや

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