キャディバッグの素材別！お掃除やお手入れの注意点
皆さんキャディバッグはどんな素材のものをお使いでしょうか。
キャディバッグには様々な素材が使われていますが、長年使い込んでいくと汚れが気になってくるケースもあります。
そんなときに素材によってお掃除の方法やお手入れの方法が変わってきますのでちょっとだけ注意が必要です。
汚れてしまったキャディバッグ。素材別にどんな方法でお掃除やお手入れをしてあげればいいのでしょうか。
PU素材（ウレタン樹脂）のキャディバッグのお手入れお掃除方法
PU素材というウレタン樹脂の素材で作られているキャディバッグはツアー用などのキャディバッグにも多く使われており、軽量で耐水性も高いのが特徴です。
PU（ウレタン樹脂）素材のキャディバッグのお手入れする方法は水ぶきが基本です。汚れが気になるときには中性洗剤を薄く溶かした水で布を濡らして固く絞ったら、その布拭くだけです。お手入れがものすごく簡単なキャディバッグと言えますね。
PU素材のキャディバッグの場合、水濡れにもその時は強いのですが、水に濡れた状態が続いてしまうと品質の劣化につながりやすいので注意。雨ゴルフの後などではしっかりと乾燥させるのがポイントです。
また元をたどればプラスチックなので、アルコールやシンナーなどの有機溶剤系のもので汚れ落としをすると溶けてしまいますのでNG。
ポリエステル素材のキャディバッグのお手入れお掃除方法
レインウェアにもよく使われるポリエステル素材で作られたキャディバッグは、撥水性を備えており汚れにも強いのが特徴です。
ポリエステル素材のキャディバッグのお手入れ方法は、PU素材のキャディバッグと同じく、水拭きが基本。
汚れが気になるときにはこちらも同じく中性洗剤を薄く溶かした水溶液に布をひたしたら、固く絞って拭き上げるだけ。
お手入れが簡単なので、いつまでも綺麗に長く使えそうですね。ポリエステル素材に対してもアルコールやシンナー、ベンジンなどの有機溶剤は使用できません。
ナイロン素材のキャディバッグのお手入れお掃除方法
弾力もあり摩擦に非常に強い素材であるナイロンで作られたキャディバッグ。素材の丈夫さからキャディバッグによく使われる素材です。
ナイロン素材は水を弾き、表面がツルンとしています。そのためPU素材、ポリエステル素材のキャディバッグとお手入れやお掃除の方法は変わりません。水拭きするか、水で薄めた洗剤で表面を拭き上げてあげましょう。
ナイロンはPU素材やポリエステル素材と違ってベンジンなどで溶けてしまうことはありませんが、ベンジンで落ちるのは油汚れです。キャディバッグに油汚れがつくことってあまり考えられませんので、使う必要性は高くないかもしれません。
ナイロン素材に対するNGなお手入れはずばり熱。全体を水洗いした後や雨ゴルフでずぶ濡れになってしまったとき、乾燥機の中に入れるのは避けましょう。
レザーのお手入れお掃除方法
言わずと知れた高級素材である皮で作られたレザー素材のキャディバッグです。財布やバッグ、衣類などあらゆる用途に使われており、その高級感が抜群の存在感を放つ素材です。
レザー素材のキャディバッグはお手入れやお掃除の方法で水は使えません。シミなどの原因にもなってしまいますからね。
布で乾拭きするかブラシなどで表面の汚れを優しく落としたら、専用のクリームをブラシなどでしっかり塗っていきます。その後柔らかい布などで磨いたら陰干し、というちょっと手間のかかるお手入れ方法になります。
レザー素材のキャディバッグは水洗いは厳禁です。またもし濡れてしまった場合でも、直射日光に当てて乾燥させると硬化やひび割れの原因になります。
もし雨が降らない日のゴルフはレザーのキャディバッグ。雨が降った日のゴルフは水濡れに強い素材のキャディバッグ、と使い分けた方が無難です。
エナメル素材のキャディバッグのお手入れお掃除方法
エナメルはツヤ感のある素材という認識が強いかもしれませんが、実際にはエナメルという塗料でコーティングされた素材を指します。
光沢がある質感のエナメルは表面を水拭きで軽く拭き上げるのが正解です。表面には擦り傷などが付きやすいため、メラミンスポンジなどで優しく表面を擦ってあげるとキズが馴染んで目立たなくなります。
基本的にエナメルは表面汚れ以外で汚れがしみついていくことはほとんどありません。逆にエナメルのキャディバッグで気を付けたいのが、転写色移り。色味の強い布などと接触させておくことで色素がエナメルに移ってしまう可能性があります。
元々汚れには強い素材ですので、お手入れというよりは保管方法に気を使って長持ちさせるのがベストです。
帆布素材のキャディバッグのお手入れお掃除方法
テントに使われる丈夫な布の素材である帆布（はんぷ）。ゴルフでは的（まと）に使われる素材としても有名ですね。
ひどい汚れの場合、水を使って洗えるのが帆布素材のキャディバッグです。ただ非常に面倒なのでできれば大がかりな洗濯は避けたいところ。基本的には乾拭きや消しゴムのようなクリーナーで汚れを落としていくのが無難です。
仮に水洗いした場合でも、直射日光に当てて乾かすのは布が縮む可能性もありますので避けるようにしましょう。
また染色してある帆布素材のキャディバッグでは色落ちの危険性もありますので、たわしで擦るなどの洗濯はなるべく避けるようにしてください。
お気に入りのキャディバッグをお手入れして長く大切に使おう
ゴルフのスコアとは直接関係ないキャディバッグではありますが、いつまでも長く大切に使いたいものです。
素材ごとにお手入れの方法ややってはいけないやり方を確認して、日々のお手入れをしてみてくださいね。