クラブ別!アプローチのランとキャリーの比率はどれくらい?
グリーン周りからピンに寄せていくアプローチショットは皆さんお得意ですか?
またそのときにはどんなクラブでどのように狙っていますか?
ボールを高く上げるピッチショットやロブショット、ボールを転がして寄せていくピッチ&ラン。はたまた転がしアプローチと呼ばれるチップショットなど色々な選択肢があるでしょう。
中でも非常に使用率が高いのがキャリーとランでピンを狙っていくピッチ&ラン。このピッチ&ランをしていく上で大切になるのがキャリーとランの比率ですよね。
この比率が分かればある程度ボールの落としどころが決まって、もっとアプローチが寄るようになってくるはずです。
ここではクラブ別にアプローチでのランとキャリーの比率はどれくらいなのかをおさらいしてみたいと思います。
使うクラブはPW、AW、SWの3種類!
使うクラブは手持ちのクラブ3種類で実験してみます。
- ピッチングウェッジ(ロフト角45度)
- アプローチウェッジ(ロフト角50度)
- サンドウェッジ(ロフト角56度)
です。
これらのクラブを使って、飛距離は5ヤードキャリーで固定してキャリーとランの比率を調べてみたいと思います。
目印として5ヤード地点にボールを置いて、その付近にボールを落としてランを計測するという方式を採用。5球打って大体の中央値をを算出していきます。
ちなみに使用ボールはハイブリッド系ボールを使用しています。
まずはピッチングウェッジのキャリーとランの比率をチェック
まずはピッチングウェッジで5ヤードキャリーのアプローチを打ってみましょう。
ピッチングウェッジで5ヤードキャリーのアプローチを打つと、キャリー5ヤード、ラン8ヤードという結果に。
キャリー:ランの比率は1:1.6です。キャリーの約1.5倍と考えて良さそうな数字ですね。
アプローチウェッジのキャリーとランの比率はどれくらい?
50度のアプローチウェッジで5ヤードキャリーのアプローチをしてみます。
50度のウェッジで5ヤードキャリーのアプローチを打つと、キャリー5ヤード、ラン5ヤードという結果に。
キャリー:ランの比率は1:1です。
選択する人が多いサンドウェッジでのキャリーとランの比率は?
最後に56度のサンドウェッジで5ヤードアプローチをしてみます。
56度のウェッジで5ヤードキャリーのアプローチを打つと、キャリー5ヤード、ラン3ヤードという結果に。
キャリー:ランの比率は1:0.625という結果に。ちょっと細かいのでキャリーの2/3くらいのイメージで大丈夫でしょう。
5ヤードアプローチのキャリーとラン比較!
使用クラブ | キャリー | ラン | キャリーとランの比率 |
ピッチングウェッジ(45度) | 5ヤード | 8ヤード | 1:1.6 ※キャリーの約1.5倍のラン |
アプローチウェッジ(50度) | 5ヤード | 5ヤード | 1:1 ※キャリーとランほぼ同等 |
サンドウェッジ(56度) | 5ヤード | 3ヤード | 1:0.625 ※キャリーの約2/3のラン |
このような結果となりました。
もちろん使用クラブやロフトの立て具合、グリーンの状況等、数字に影響を及ぼす部分はたくさんありますが、実際にグリーンで試してみた結果このような数字が出たので実測値として参考にしていただけると幸いです。
キャリーとランのクラブごとに違う比率を覚えてグリーン周りを攻略しよう
ゴルファーならばほとんどの人のキャディバッグに入っているであろう、ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジの3種類で、キャリーとランの比率の違いを見てきました。
ある程度の比率の違いが分かれば、実際にグリーン周りからのアプローチでもボールをどこに落とせばいいのか、狙いどころが明確になりますので、自信を持ってアプローチができるようになります。