スピン系とディスタンス系ボールの見分け方
ゴルフボールには飛距離が出るディスタンス系というボールと、スピンがよくかかるスピン系という2種類のボールに分けられます。
※この中間の性能を持つ、ハイブリッドボールというものも登場しています。
さてこの2つのゴルフボールなのですが、どの銘柄のボールがスピン系なのかディスタンス系なのか、覚えておくのはちょっと大変です。そこでスピン系とディスタンス系ボールの簡単な見分け方を紹介してみたいと思います。
スピン系はカバー(表面)の食いつきがいいのが特徴
スピン系ボールはコア(中心)が硬く、カバー(表面)がソフトな素材になっています。逆にディスタンス系はカバーが硬いんですよね。
それぞれの特徴を考えてコア同士が擦れたときに、摩擦が大きなボールがスピン系なんですね。
ボールを2つ持ってカバー同士を擦り合わせてみると……
同じ種類のボールを2つ手に持ってみてください。
そしてボールを擦り合わせてみると、ディスタンス系ボールとスピン系ボール、明らかに違うのが分かります。
ディスタンス系ボールはカバー同士がツルツルしており、ひっかかりは感じられません。
しかしスピン系のボールはカバーで、それぞれのボールが強い摩擦を生んでいるのが分かります。
これで分かるのは「カバー」ハイブリッド系との見分けは付かない
この方法でディスタンス系、スピン系を簡単に見分けることができるようになりましたね。
ただ1つだけこの方法には弱点があります。
それは分かるのはカバーだけなんですよね。冒頭で説明した通り、ボールの構造による違いを見てみましょう。
ボールの種類 | コア | カバー |
ディスタンス系 | 柔らかい | 固い |
スピン系 | 固い | 柔らかい |
ハイブリッド系 | 柔らかい | 固いカバーの上に柔らかいカバー |
ボールの表面を擦り合わせる方法だと、カバーの柔らかいものが摩擦が大きくなっていましたよね。ただハイブリッドボールに関しては、ディスタンス系ボールの表面に柔らかいカバーを採用している構造です。
ハイブリッドとスピン系のボールは見分けがつかないのでこの点だけ注意が必要です。
カバーの摩擦の大きさはボール選びの1つの指標に!
カバーの摩擦の大きさは、アプローチスピン量に大きくかかわってきます。
そのためバックスピンでグリーンで、ギュギュッ!とボールを戻したい! と考えたときには、やはり摩擦力の高いカバーを採用しているスピン系ボールやハイブリッド系ボールを選ぶようにしなければいけません。
カバーの摩擦の大きさは「どんな性格のボールがいいのか」選び方の指標の1つとしてとっても大切です。自分の使っているボールのタイプを知らない方、ぜひディスタンス系かスピン系かを診断してみてはいかがでしょうか。