ウェッジの選び方に基本はある?
ゴルフクラブの中でもセッティングや選び方に悩むのがウェッジ。
このウェッジの選び方なんですが、なにを基準に選んでいけばいいのか迷っている方も多いんじゃないでしょうか。そこでウェッジの選び方の基本となる考え方や、見るべきポイントなどをお伝えしたいと思います。
ウェッジの基本はアイアンのPWのロフト角を知るところから
ゴルフクラブのロフト角は、ボールの飛距離を決定付ける非常に大切な要素なのですが、実はこのロフト角って規格が統一されているわけではありません。
7番アイアンを例にとってみれば32度のアイアンもあれば、種類が違えば26度などのアイアンも存在します。
当然ピッチングウェッジ(PW)にもそれだけ差が出てきており、PWのロフト角は大体45度が基本と考えられてきました。しかし中には39度とかなりロフトが立ったアイアンもありますので、ウェッジのロフト角を決めるにはまず自分自身のピッチングウェッジのロフト角を調べるところから始めましょう。
ウェッジのネック形状はアイアンと合わせるのが基本
ウェッジをアドレスしてみるとネックの形状、グースの強さが分かります。
- シャフトの軸線上にリーディングエッジがきているストレートネック。
- シャフトの軸線上からリーディングエッジが後方に下がっているグースネック・。
この2種類に分けられます。
(ストレートネックとグースネックの中間のセミグースネックもありますが、明確な基準はありません。)
このグースはアイアンにも存在しています。強くグースが効いているアイアンを持っているのならば、ウェッジもアイアンに合わせてグースのあるアイアンを選ぶようにします。
逆にアイアンもストレートネックならば、ウェッジもストレートネックを選ぶのが基本になります。
バンスの大きさはどうする?
ウェッジを選ぶときにポイントとなる部分に、「バンス」というものがあります。
このバンスの大きさは好みがあって10度から12度くらいのウェッジが多いのが特徴です。8度から12度のバンスが基本になりますが、ハンドファーストの度合いによって向き、不向きが分かれますのでこちらの記事を参考にしてみてください。
ウェッジはアイアンとシャフトを合わせよう
ウェッジに刺さっているシャフトにもたくさんの種類があります。
スチールやカーボン、という素材の違いだけでなく、同一素材でも硬さや重さ、キックポイントなどクラブそのものの性格がかなり変わってきてしまいます。アイアンと同じシャフトで統一するとクラブのバランスが整って、ショットも安定してくれるでしょう。
ウェッジについてみんなのお悩み解決!
ウェッジについてちょっと悩ましいポイントもたくさんありますよね。
「こんなときってどうすればいいんだろう?」
「こうしたいんだけど、周りからヘンな目で見られないかなぁ」
など、ウェッジに対する疑問やお悩みを紹介したいと思います。
バンカー専用ウェッジを作っている人も
バンカーはリーディングエッジが砂に刺さってしまうため、バンスの大きいモデルのウェッジの方が安心してスイングができます。
でも芝から打つショットやアプローチではバンスが少ないモデルの方がいい。という方もいます。そんな方で56度や58度のウェッジを2本用意している人もいます。
バンスが14度などの大きなモデルをバンカー専用。バンスが10度の通常モデルのウェッジをアプローチやショット専用、と分けて使っているんですね。
同じロフト角のウェッジを2本体制で入れても全然大丈夫です。
ノーメッキウェッジってどうなの?
スピンがしっかりかかるらしい!と噂のノーメッキウェッジ。でも実際のところどうなんだろう?と悩んでいる人もいますよね。
ノーメッキウェッジは、しっかりメンテナンスされていれば、大きなスピンが期待できるメリットがあります。ただ「しっかりメンテナンスされていれば」というのがポイントで、使用後は必ずキレイに汚れを落とし、さび止めやガンブルー加工と呼ばれる加工をしなければいけません。
少しでもサボればすぐに赤さびが浮いてきてしまいます。
ノーメッキウェッジってかっこいいんですが、日頃の手入れが欠かせないデメリットがあるんですよね。
テレビを見ながらいつもクラブをピカピカに磨いている!というようなマメな方はノーメッキウェッジでも大丈夫なんですが、使ったクラブはバッグに入れtそのまま、という人はノーメッキウェッジは諦めた方がいいかもしれません。
ウェッジって何本が普通?
ウェッジを何本入れるかは考え方にもよりますが、何度刻みでウェッジを入れていくかを考えるといいでしょう。
ピッチングウェッジが45度の場合、5~6度刻みでウェッジをセッティングするなら50度と56度の2本。4度刻みでセッティングするなら50度、54度、58度の3本。
飛距離の階段が綺麗にできるようにセッティングしていくのが基本の考え方になります。
初心者でよくわからないときのウェッジでおすすめはある?
ゴルフ初心者でウェッジを選ぶのはなかなか難しい問題でもあります。
しかしクラブのバランスや重さが一番安定するのが、アイアンセットの別売りウェッジを購入することです。
アイアンセットってほとんどがピッチングウェッジが一番ロフトの大きなクラブになりますが、別売りでさらにロフトが大きなクラブも販売されている場合が多いのでぜひチェックしてみましょう。
これならクラブそのものの性格は変えることなく、バランスもとれていますので初心者で選び方がよく分からない、という方にとってはうってつけです。
別売りのウェッジはAW(アプローチウェッジ、50度前後)、SW(サンドウェッジ、55度前後)が主流になります。
基本的なウェッジの選び方はあるけれど・・・
ウェッジを選ぶときの基本的な考え方は一般論はありますが、最終的には自分の考え方によって「これが正解!」という全員に合う最適解はありません。
自分のプレースタイルに合わせて、少しずつウェッジセッティングを調整していくようにしましょう。