ラウンド前の練習って何をすればいい?
いつもラウンド前にはどんな練習をしていますか?
ラウンド前の練習では、普段の練習と違ってやった方が良い練習と、やらない方がいい練習とに分かれているんです。ラウンド前には一体どんな練習をした方がいいのか、チェックしてみたいと思います。
パッティンググリーンで速さ、距離感をチェック
まずどこのゴルフ場にもあるパッティンググリーン。
こちらのパッティンググリーンは、コースのグリーンと速さが合わせられているところがほとんどでしょう。(中には違うところもあります)
そこで今日のグリーンの状態やスピードなどを知るために、ボールの転がり方やグリーンの重さなどをチェックしておきます。
当然グリーンが硬く仕上げてあれば、ボールの転がりがよくなりますから、普段よりもちょっと弱めのタッチ。逆にボールが転がりにくい重いグリーンであれば普段よりも少しだけ強めにパッティングをする、などの目安になります。
グリーンの速さと自分の感覚をアジャストさせて、ラウンドに望みましょう!
ショット練習は「今日の傾向」を知る
続いてショット練習では、自分が今日どんなボールが出やすいのかをチェックしましょう。自分の今日の調子を知るための練習です。
普段フェードが持ち玉なら、いつも通りなのか、それとも逆にフックボールが出るのか。またアイアンは打てるけれど、ウッドが全く思ったようなボールが出ない、などもチェックポイントの1つです。
ここで球筋をある程度把握すれば、ラウンドでどのように狙って打つかの参考にできますし、調子の悪いクラブがあれば「今日はこのクラブが調子悪いから使わない」という選択もできます。
ラウンド前にやっちゃダメな練習
反面、ラウンドの前にはやってはいけない練習もあります。
もしかしたら意外とやってしまっている人もいるかもしれませんね。もしこんな練習をしている、と心当たりがある方は次回から改めましょう・・・。
実力アップのための練習
練習とは本来、実力をアップさせるためにやっていますよね。普段の練習なら問題ないんですが、ラウンド前にこれをやってしまうとスイングが崩れてしまうケースもあります。
例えば調子の悪いクラブがあったとして、それをラウンド前の練習で元に戻そうを躍起になってしまうと、打てば打つほどドツボにハマって、ムキになって練習していると今度は打ちすぎて疲れてしまった・・・という悪循環に陥ることも。
あくまでラウンド前の練習は「調整」です。実力アップのための練習とは切り離して考えましょう。
スタート直前まで長時間のパター練習
熱心にパター練習をずっとやっている人もみかけますが、スタート直前まで長時間かけてパター練習をするのはNG。
経験があると思いますが、長時間パターをしていると、背中や腰が疲れてきてハリが出てきますよね。いわゆる体幹の筋肉が凝り固まった状態です。
スタート直前までこれをやってしまうと、体が固まってしまい思うように動かせないときがあります。大切な朝イチのティーショットで、思ったようにスイングができないのでは問題です。またそれがミスショットになってしまったときには、一日引きずってしまうときもあるんです。
パター練習は時間に余裕を持って切り上げて、ストレッチなどをしてスタートが待てるようにしたいですね。
ラウンド前の練習は大切だけど「やりすぎ注意!」
ラウンド前の練習にはそれぞれ意味があって、ラウンドに出たときの様々な判断材料となります。
そのためかなり大切なのですが、いつもの練習の延長で考えてしまって、やりすぎてしまっている方も多いのです。あくまでラウンド前の練習は調整と割り切っていきましょう。調子が悪いからと言って打ちすぎないように注意したいですね。