ゴルフクラブの各部名称、呼び方はなんて言うの?

ゴルフクラブの各部名称
ゴルフクラブ・ギア

ゴルフメディアでギアやレッスンの記事を見ていると、よくわからない名称がたくさん出てくると感じるゴルフ初心者の方は多いでしょう。

ゴルフの記事を読んでも、各部の名称がわからないと、内容を理解できなかったりするケースもあります。

ゴルフクラブの各部名称を確認してみたいと思います。

ゴルフクラブの各部名称 ロフト角

ボールを打つときに、ボールの上がる角度が決まるのがこちらのロフト角です。

一般的にドライバーが一番角度が浅く(パターを除く)、ウェッジでは58度や60度もの角度がついたクラブまであります。

ロフト角が立っている(角度が浅い)方がボールが前に飛び出していく推進力が強くなる代わりに、打ち出し角は低くなります。ロフトが立っているもの程、飛距離が出ると考えていただければ大丈夫です。

ウッド、ユーティリティ、アイアンでは必ずしも角度が表示されているものばかりではありません。”◯番”と番手で表示されているものが多いのですが、同じ番手でもロフト角が統一されていません。

7番アイアンを例にとって見てみると、ロフト角が26度のモデルもあれば、32度のモデルもあります。番手とロフト角は、クラブによって変わりますので覚えておきましょう。

ゴルフクラブの各部名称 ライ角

ライ角とはクラブをソールしたときに、地面とシャフトにどれくらいの角度がついているのかを数値化したものです。

ライ角が大きければ大きいほどシャフトが立った状態になり、スイングが縦方向になります。逆にライ角が小さければ小さい程、シャフトが寝た状態になり、スイングが横方向になります。

長いクラブ程ライ角が小さく、短いクラブ程ライ角が大きくなります。

一般的には構えたときに、クラブのトゥ側がわずかに浮いている状態が適正とされています。またこのライ角は人によって適正な角度が代わってきます。フォージドアイアンならばライ角の調整が可能ですので、フィッティングなどでより自分にマッチしたライ角を設定しているゴルファーもいます。

ゴルフクラブの各部名称 ソール

ゴルフクラブを構えたときに、地面に設置する面をソールと呼びます。

ドライバーやフェアウェイウッドはソールが広く、ユーティリティではフェアウェイウッドよりも狭くなります。アイアンはそれよりもさらに狭くなっています。

ソールが広ければ芝の上を滑ってくれるので、芝に刺さるようなミスは少なくなります。逆に芝に沈んでしまっているような場面では打ちにくくなってしまうので、一概に広ければ良い、というものでもありません。

アイアンではやさしく打ちやすいアイアンはソールが広め、操作性を重視したアイアンはソールが狭めになっています。同じ「アイアン」というカテゴリでもソール幅によって性格が変わってきます。

またソール部分の出っ張りを「バウンス角」「バンス角」と呼ばれており、ウェッジ選びでは大切な指標となります。

バンス角は10度前後が一般的で12度14度でハイバウンス、8度でローバウンスと呼ばれます。ハイバウンスなモデルでは、ざっくりと芝や砂に刺さりにくい構造になっており、バンカーショットで威力を発揮してくれます。逆にバウンスあ大きいために、通常のショットや薄い芝からのショットではバウンスが邪魔をしてしまうケースも。

ローバウンスのモデルでは、芝や砂からのショットでザックリと刺さりやすくなってしまいます。そのためヘッドをしっかりとコントロールする技術が求められます。しかしバウンスが低いために、薄い芝からのショットでも邪魔にならず打ちやすいというメリットもあります。

ゴルフクラブの各部名称 トゥ/ヒール

ゴルフクラブを構えて正面から見たとき、ヘッドの先をトゥ、ヘッドの根本側をヒールと呼びます。

アイアンではフェースの真ん中からややヒール側が、ドライバーではフェースの真ん中の少し上が芯とされています。

芯よりもトゥ側、ヒール側に打点がずれると、打球の特性に影響が出るので「トゥに当たった」「打点がヒール側に偏っている」などの使われ方をします。

トゥヒットではボールに左回転(右打ちの場合)がかかり、フックなどのミスが出やすくなります。またヒールヒットでは打感が悪くなり、ドライバーではテンプラ(ボールの下を叩いてしまい、打球が上へ上がりすぎてしまうミス)の原因にもなります。

ゴルフクラブの各部名称 ネック

フェースのヒール側にネックと呼ばれる部分があります。

アイアン選びのポイントとなるケースが多いのがこちらのネック。ネックはシャフト軸線上からフェース下部(リーディングエッジ)が後ろに下がっているタイプをグースネック、シャフト軸線上に近い位置にあるタイプをストレートネックと呼びます。

グースネックはボールの捕まりがよく、ボールが右へ出てしまう人向け。逆にストレートネックはボールのつかまりがマイルとで、左に出しまう人向けです。

ゴルフクラブの名称と選ぶポイントを押さえておこう

ゴルフクラブは同じような形に見えても、それぞれのクラブに性格があります。使いやすい場面や合う人はそれぞれ違いますので、ギアを見極める目を持てるようになると、自分に合った道具を見つけられるようになってきます。

数あるゴルフクラブの中から、自分だけのこだわりのクラブを選び出してみてください。

とや

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