飛ばしの感覚を手に入れるメディシンボールって何?
もっと飛距離が飛ばしたい!という願いはゴルファーにとって共通の夢でしょう。
遥か先に見える「フェアウェイにある黄色い旗を、悠々と超えてみたいなぁ」と思った人は多いはずです。しかし飛距離を伸ばすには一体何をしていけばいいのでしょうか。
体のトレーニングやヘッドスピードのアップ、シャフトやクラブを飛ばすものに変えるなどを真っ先に考えますよね。
ここで思い浮かべて欲しいのですが、ものすごく飛距離が出る人って何かが根本的に違うと思いませんか?
飛距離がものすごく出る人って、体力的なフィジカル面もありますが「飛ばすための感覚」を自分の中で持っているんですよね。その飛ばしの感覚を養うためにとっておきのトレーニング器具があるんです。その名もメディシンボール。
メディシンボールにはどんな効果があるのか、どういうトレーニングをしていくと飛ばしの感覚を養えるのか見ていきましょう。
メディシンボールとはウエイトのあるボールだ
このメディシンボールは瞬発力を鍛えるトレーニング器具として、様々なスポーツで練習の一環として取り入れられています。
ボールの中に砂が入っている構造のものが一般的で、軽いものでは1キロくらいから重いもので10キロのものまであります。女性や子どもなら1キロから3キロ、男性ならば2キロから5キロくらいまでのものが使いやすい重さになります。
メディシンボールには柔らかいソフトタイプと、バスケットボールのような質感のラバータイプのものがあって、スイングの飛ばしの感覚を養うトレーニングをするためには、ラバータイプの頑丈な作りのものを選ぶといいでしょう。
メディシンボールの使い方はシンプルに投げるだけ
このメディシンボールの使い方はとってもシンプル。
思いっきり投げるだけです。
その投げ方は、
- 胸の前にボールを持つ
- ゴルフのアドレスのように構える
- バックスイングからボールを打つようにボールを高く遠くに投げる
たったこれだけです。
ポイントはボールを持つとき、肘は必ず曲げておきましょう。またボールは斜め45度に放り投げます。このとき目いっぱい、上体も足も全力で使って投げましょう。
体が伸びあがってジャンプしても構いません。
高く!遠くへ!メディシンボールを投げてみよう
体の力を一気に開放する動きを覚え込ませるものなので、厳密にゴルフスイングと同じにはなりません。全力でボールを投げるのでボールの重みを体で感じながら、足を使って強く投げる感覚を体に覚え込ませることができます。
この力を一気に開放する感覚こそ、ゴルフで飛距離を伸ばすためのポイントなんです。力いっぱいスイングしているつもりでも、どこか使い切れていない筋肉や、ロスしているパワーが出てくるものです。
思いっきりメディシンボールを投げていくと、ロスしているパワーや使えていない筋肉の使い方を体に覚えさせられるようになります。
高く、遠くへメディシンボールを投げてみましょう。また左右のスイングバランスを取るためにも、逆方向もメディシンボールを投げておきましょう。同じ方向だけに負荷をかけるのはあまり望ましくありません。
地面反力の使い方や強いボディターンが自然と身に付く!
メディシンボールを高く遠くに飛ばすためには、ボールを投げる瞬間に地面を思いっきり踏み込む必要があります。これで地面反力の使い方が覚えられます。
またメディシンボールに効率よく力を伝えるために、腕だけでボールを投げたらパワーが伝わりません。体全体を使ってメディシンボールを投げる必要があるんですね。そのため力強いボディターンが身に付くようになります。
このメディシンボールを使って、ゴルフの飛ばしの感覚を身に着けてみませんか?
またメディシンボールは方向や投げ方を変えるだけで、色々なところをトレーニングできる万能トレーニング器具です。ぜひメディシンボールで瞬発力を手に入れちゃいましょう。
※体への負担が大きいので、軽い負荷でトレーニングを行い、徐々に強度を上げていくようにしましょう。