アプローチを寄せるには?9番アイアンを使ってみよう
グリーン周りからのアプローチを打つ場面は多いですよね。そこでしっかりアプローチが寄せられれば上級者。でもなかなか上手くいかずにアプローチのミスをしてしまうときもあります。
短い距離のため56度や58度のウェッジをチョイスして、ピンを狙ってアプローチショット!狙い通りにできたときはいいんですが、ミスショットをすると何が起こるでしょうか。チャックリやシャンク、トップなど色々なミスが出てしまいますよね。
「練習では上手くいったのにー!」と嘆いても後の祭りです。
アベレージゴルファーは意外にも、アプローチショットでスコアを崩してしまっているのが特徴です。そのアプローチをピタッと寄せるためには、ウェッジではなくお手持ちの9番アイアンを使ってみませんか?
56/58度のウェッジはアプローチのミスショットで被害大!
アプローチの場面でよく使われるのが56度や58度といったサンドウェッジです。ボールをふわりと高く上げて、柔らかくグリーンに乗せるアプローチができます。
上手くいけば・・・
実はフェースにしっかりと乗せられなければ56度や58度のウェッジは、ふわりと高さが出るボールでのアプローチができません。
仮にフェースに乗らなかった場合には、トップをして飛びすぎてしまうときと、ダフってボールが全く進まない、この2つに出るボールが分かれます。トップをしてもグリーンの反対側までボールが転がってしまうことがありますし、ダフってボールが進まなければ1打のペナルティと同様の結果になってしまいます。
56度や58度のウェッジでは、実はミスショットをしたときに傷口が大きくなりやすいというデメリットがあるんです。
グリーン周りからのアプローチで打数を重ねてしまうアベレージゴルファーは、アプローチでのこういったミスに心当たりがありませんか?
トップでも9番アイアンのアプローチなら距離感が変わりにくい
9番アイアンでアプローチをするとき、例えばトップが出たとしましょう。
トップはボールの赤道近くをリーディングエッジで叩いてしまい、ボールが前に飛んでいってしまうミスですよね。ボールを上に上げたいのに前に飛んでしまうので、サンドウェッジではランが出すぎてしまうんです。
対して9番アイアンでは、最初から転がしでのアプローチ狙い。そのためトップをしてもキャリーやランの出方が近くなるため、ミスの幅が小さくなるという特徴があるんです。
ミスをしても大怪我につながりにくい、というのは大きなメリットですね。
9番アイアンのアプローチはダフりにくい
9番アイアンでアプローチを打つときは、パターのように転がしていくイメージをします。上から打ち込もうとかスピンをかけよう、という技術が駆使できないんです。
そのためシンプルにスイングの強さと落としどころだけに集中できるんです。その結果手元の余分な動きを抑えられますので、ダフりにくくなるというメリットもあります。
9番アイアンでのアプローチは「転がす」のが基本
9番アイアンでのアプローチは基本的には転がしで狙っていきます。
ピンまでの距離とグリーンの傾斜を計算して落としどころを決めたら、ボールがどう転がっていくのか想像しながらアプローチをしていきましょう。
9番アイアンでのアプローチ!キャリーとランの比率は?
キャリー | ラ ン | |
ウェッジ(56度) | 1 | 1 |
ピッチングウェッジ | 1 | 2 |
9番アイアン | 1 | 3 |
アプローチでは転がしが基本となるためキャリーとランの出る割合を覚えておきましょう。
アプローチでどのあたりを狙えばいいのかわかるようになりますので、必ず覚えておきましょう。こちらでおすすめしている9番アイアンはキャリーが1ならランが3。
平坦な場所では2メートル先にボールを落としたら、6メートル転がっていくわけですね。ピンまでの距離を計算して落としどころを決めていきます。
ミスが減る!寄せやすい!9番アイアンのアプローチはおすすめ
サンドウェッジなどのクラブを使っていて、アプローチの精度に悩んでいる方はぜひ9番アイアンをおすすめしたいと思います。
ミスが減りますし、何よりイメージしやすいためにピンに寄せやすいというメリットがありますからね。大切な1打を無駄にしないためにも、グリーン周りからのアプローチの場面では、パターとサンドウェッジだけじゃなく9番アイアンも一緒に持っていってくださいね。