安いゴルフ練習ネットの使い心地はどうなの?
ゴルフネットを自宅に設置したい、と考えているゴルファーって多いんじゃないでしょうか。でも丈夫なゴルフネットを購入しようとすると、4~5万円くらいしてしまうんですよね。
これってサラリーマンゴルファーにはなかなかツラい金額。
でも楽天やアマゾンを探してみると、簡易的なゴルフネットも販売されているではありませんか。しかもお値段も格安の5,000円くらい。
しかしこの安いゴルフ練習ネットってちゃんと使えるのか、使い心地はどうなのか、と考えてしまって購入に踏み切れないゴルファーもいるはず。
安いゴルフ練習ネット使用経験者の筆者がレビューしてみたいと思います。
安いゴルフ練習ネットはテントのように組み立てできる
安いゴルフ練習ネットは組み立て方がテントのような感じです。カーボン素材のしなりのある棒を組み立てていきます。画像のような簡易式のテントで組み立て方はほぼ同じです。
このテントのようなゴルフネットは1人で組み立て可能なんですが、ちょっとコツが必要です。できれば2人以上で組み立てるようにしましょう。
テント設営が得意な人がいるとスムーズかも。
ペグは丈夫じゃないけど…
骨組を組んでからはいよいよネットを立てるんですが、固定方法はネットに付属しているペグです。
ペグを地面に打ち込んで固定しますが、このペグが安いゴルフ練習ネットでは非常に弱いため充分ではありません。
ただペグでの固定が必須かと言われると、風がなければ動くものではありませんので、無風状態ならペグなしでの使用も大丈夫です。そのため芝や土の上でなくても、コンクリートの上でも練習ネットを広げて設置可能です。
安いゴルフ練習ネットは的を外すと超危険!
安いゴルフ練習ネットは、的の後方が白いメッシュ状になっているはずです。このメッシュになっているところの強度が低いので注意が必要。
まだまだ未熟な人が的を外して、メッシュ部分を直撃してしまうと、簡単に貫通してしまいます。後方が草むらや山ならいいかもしれませんが、他の家や道路だと大変な事故につながる可能性もあります。
的を外してしまったときを考えて、後方にはボールが止まるような対策が必要です。
的の強度は充分だけどボールが当たったときの騒音がひどい
安いゴルフ練習ネットに付属している的は素材がつるんとしたポリエステル系の生地です。的としての強度は充分なのですが、ボールが当たったときの騒音が実はかなりひどいのがネックとなります。
布の的が「ボスッ」という音ならば、安いゴルフ練習ネットに付属している的は「ドーン!」「バスーン!」とかなりの大音量。こちらの動画では帆布タイプと消音タイプの的を比較していますが、帆布タイプよりも大きな音が響きます。
住宅地では確実に迷惑となる音量なので、もし安いゴルフ練習ネットを購入して使用する場合には的の買い替えは必須だと考えてください。
安いゴルフ練習ネットはウェッジが打てない
安いゴルフ練習ネットは高さが充分ではありません。そのためネットまでなるべく近づいてショットをしても、ウェッジではネットに収まらず超えてしまいます。
ウェッジを使用する場合は、フルショットができずアプローチ練習のみになると思っておきましょう。
安いゴルフ練習ネットではドライバーはやめたほうがいい
安いゴルフ練習ネットを使用する場合、ドライバーは避けたほうが無難です。それはドライバーが長いためネットまである程度距離を取らなければなりません。
毎回きちんと狙ったところに打てればいいんですが、テンプラをしたり引っ掛けたりしてしまうと簡単に的を外れてしまいます。ドライバーが的を外して飛んでいったらと思うと、ちょっと恐怖です。
安いゴルフ練習ネットでもミドルアイアンやショートアイアンは使用可
安いゴルフ練習ネットでもユーティリティからミドルアイアンやショートアイアンまで、充分使用できるレベルです。強度的にもすぐに倒れてしまうようなことはありません。
もちろんコツコツと数をこなしていくようなドリルならばっちり使用可能。
安いゴルフ練習ネットではドリルやアイアンの練習には充分すぎる性能を持っていますので、コスパはかなり高いと言えるでしょう。
安いゴルフ練習ネットの評価は充分ではないけど使える!
ちょっとお高いゴルフ練習ネットよりは、高さや幅が小さな安いゴルフ練習ネット。フルショットをするには不安を覚える大きさですが、ハーフショットやアプローチ練習などの自宅練習でのコスパは抜群です。
ドライバーやウェッジが打てないなどの制限はありますが、自宅の庭でいつでも練習ができるというのはゴルファーにとっては夢のような話ですよね。
安いゴルフ練習ネットの購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。