林の中から脱出!チョイ出しショットの打ち方
ゴルフというスポーツっていつもいつもフェアウェイから打てるとは限りません。ついついティーショットを曲げてしまい、セカンドを林の中から打たなければいけなくなってしまった、という経験は誰もがあるはずです。
上には木がかぶさり、後ろには枝が張り出していてバックスイングもできない。しかもライは最悪・・・。
こんなシチュエーションでは、フェアウェイまでチョイ出しをするしかないのですが、そのチョイ出しすら失敗してしまう場合もありますよね。
実はこのチョイ出しのトラブルショットって、普段全然練習してませんから、なかなかやろうとしても難しいんですよね。
林の中から脱出するためのチョイ出しショットの打ち方を見ておきましょう。
トラブルショットはアドレスからフォローまで腕の三角形をキープ
林の中からのショットでは、練習場やフェアウェイのようにスイングができない「トラブルショット」です。
こんなときは基本に忠実に、小さくコンパクトなスイングを心がけましょう。そこで大切なのが、アドレスからインパクト、フォローまで一環して両肩とグリップの三角形をキープしてあげるのが大切です。
なにせチョイ出しなわけですから、飛距離は必要ありません。一番大切なのはボールに直接キレイにインパクトしてあげましょう。
チョイ出しショットはインパクトでボールを上から潰すように
チョイ出しショットをするときのスイングイメージは、ボールを上からフェース面でつぶすように打ちましょう。このとき手首を柔らかく使ってしまうとラフや落ち葉などの抵抗に負けてしまいます。
手首を固く、体の回転を使って強めのダウンスイングでボールにコンタクトをするように意識するのがポイントです。
チョイ出しはボールを右足寄りに置こう
ダウンスイングでボールをインパクトするために、ボールを右足側に寄せて置くのがコツ。右足側に寄せてボールを置くだけで、あとは普通にスイングをすれば自然とダウンスイングになってくれます。
そこでさらに上から潰すようなイメージが合わさることで、深いラフや落ち葉、草むらなどのの最悪のライからでもボールを打てる確率が高くなります。
7~9番アイアンがチョイ出しに使いやすい
林の中から脱出するために、サンドウェッジやアプローチウェッジを使うのはあまりおすすめできません。
なぜならボールが上がりすぎて枝などにひっかかってしまう可能性が高くなってしまいます。
なるべくボールを右足寄りに置いて、上から潰すようなインパクトをすればボールは低く出ますが、確実に林の中から脱出するためにさらに低いボールが打てるクラブを選ぶのが基本です。
7番、8番、9番アイアンあたりが、林の中からボールを出すためには使いやすいクラブになります。
林の中からのショット練習方法はティーアップして低いボールを打つ
林の中から打たなければならないチョイ出しショットの練習方法は、ティーアップしてなるべく低いボールを打ってみましょう。
ボールは右足寄り、ボールだけをクリーンに上から潰すインパクトを心がけてくださいね。
練習では9番アイアンを使って低く打ち出すのがポイントです。わざと傾斜を作るために、足場の高さを変えてみるのも実践的な練習方法の1つです。
通常のショットのように大きく体重移動をしてしまっては、こうしたトラブルショットは上手く打てません。左足体重で軸が動かないようにするのと、インパクトが緩まないようにショットするのが大切です。
トラブルショットでは飛距離を欲張らないのが大切
林の中にボールを入れてしまっても、ついつい「なるべくピンに近づけたい」と欲が出てしまうものです。
「ライは悪いけど、5番アイアンで低いボールが打てればギリギリグリーンに届くかも・・・?」
なんて考えが頭の中をよぎります。
もちろん上手くいけばそうなのかもしれませんが、自分の置かれた状況をよく確認してみましょう。
飛距離を欲張ってしまうと、当然失敗したときの代償は大きくなります。リスクが高くなってしまいますので、林の中からチョイ出しをしなければ行けない場面では、飛距離を欲張らないのが大切ですよ。
林の中からのショットは「1ペナ」だと心得よ
林の中に打ち込んでしまったものは仕方がありません。プロゴルファーだってそんなケースは山ほど経験しているはずですから。
そこでスコアを崩す人となんとか耐える人の違いは、無理をせずチョイ出しの選択をできるかどうか、というところではないでしょうか。
林の中に打ち込んでしまった場合は「1ペナと同じだ」と割り切って、横に出すだけのチョイ出しを選択してみてくださいね。