クラブセッティングの基本は?セッティング例と特徴を紹介
ゴルフクラブは14本以内と決められたルールがあります。そこでゴルファーは14本に何を選ぶのか、クラブセッティングに頭を悩ませることになります。
ゴルフ初心者の間はそもそも14本も使いきれない場合が少なくありませんが、ゴルフが上達すればするほど「あれも欲しい、これも欲しい」とクラブを入れていくとあっという間に上限の14本となってしまいます。
クラブセッティングは人それぞれで、考え方や好みによって変わってきます。ここではクラブセッティング例やその特徴を紹介していきたいと思います。
クラブセッティングの基本となる考え方
クラブセッティングの基本となる考え方は、ロフト角の違うクラブを並べていって、飛ばせる飛距離の階段を作ることにあります。
例えば形状が違うフェアウェイウッドとユーティリティ、アイアンでは打てる飛距離が重なるものもあり、どれを使うのかは自分の考え方次第なんです。
またクラブごとに特性が違うため、自分のパワーやイメージのしやすいクラブを中心に考えていくのが基本となります。
一般的なアマチュア男性のクラブセッティングは?
ごくごく一般的な男性アマチュアゴルファーのクラブセッティングの一例を見てみましょう。
- ドライバー
- 3番ウッド
- 5番ウッド
- ユーティリティ(21度前後)
- 5番アイアン
- 6番アイアン
- 7番アイアン
- 8番アイアン
- 9番アイアン
- ピッチングウェッジ
- ウェッジ(48度)
- ウェッジ(52度)
- ウェッジ(56度)
- パター
3番ウッド以下でロフト角を4度前後で階段を作った一般的なクラブセッティングです。
ある程度どんな状況や飛距離にも対応しやすく、最もスタンダードなクラブセッティングと言えるでしょう。
ウェッジを50度、54度、58度などにも変更可能で懐の深い基本的なセッティングとも言えますね。
一般的なアマチュア女性のクラブセッティングは?
アマチュア女性ゴルファーのクラブセッティングも見ていきましょう。
- ドライバー
- 5番ウッド
- 7番ウッド
- ユーティリティ(24度前後)
- ユーティリティ(27度前後)
- 7番アイアン
- 8番アイアン
- 9番アイアン
- ピッチングウェッジ
- アプローチウェッジ
- サンドウェッジ
- パター
アスリートとエンジョイゴルファーではセッティングが異なる女性のクラブセッティングですが、ショートウッドやユーティリティを充実させたセッティングです。
このクラブセッティングで12本。残り2本の余裕がありますので、サンドウェッジを52度と56度に増やしたり、バンカー専用の優しいウェッジを入れたりなどが考えられます。
アイアン中心の男前クラブセッティング!
男は黙ってアイアン!という男前ゴルファーのお手本となるセッティングも紹介していきましょう。
- ドライバー
- 3番ウッド
- 3番アイアン
- 4番アイアン
- 5番アイアン
- 6番アイアン
- 7番アイアン
- 8番アイアン
- 9番アイアン
- ピッチングウェッジ
- ウェッジ(50度)
- ウェッジ(54度)
- ウェッジ(58度)
- パター
ウッド形状のクラブだとボールが捕まりすぎてしまうためアイアンが好き!という「鉄人」にはアイアン中心の男前セッティングがおすすめです!
しっかりボールを叩いていける、パワーがある方におすすめのセッティングですね。
ウェッジを増やした小回りが効くクラブセッティング!
グリーン周りで真価を発揮するウェッジを増やしたクラブセッティングも紹介しましょう。
- ドライバー
- 3番ウッド
- ユーティリティ(19度)
- 5番アイアン
- 6番アイアン
- 7番アイアン
- 8番アイアン
- 9番アイアン
- ピッチングウェッジ
- ウェッジ(48度)
- ウェッジ(52度)
- ウェッジ(56度)
- ウェッジ(60度)
- パター
ユーティリティのロフト角を立てて5番ウッドを排除。ウェッジを入れる余地を増やしてウェッジ4本体制にしたクラブセッティングです。
ピッチショットからロブショットまで、グリーン周りでの引き出しが増えるクラブセッティングですね。
優しさを追求してユーティリティを増やしたセッティング!
ゴルフクラブにやさしさを求めるゴルファーには、アイアンとフェアウェイウッドのイイトコ取りをしたユーティリティを充実させたセッティングがおすすめです。
- ドライバー
- 3番ウッド
- ユーティリティ(17度前後)
- ユーティリティ(20度前後)
- ユーティリティ(23度前後)
- 5番アイアン
- 6番アイアン
- 7番アイアン
- 8番アイアン
- 9番アイアン
- ピッチングウェッジ
- ウェッジ(50度)
- ウェッジ(56度)
- パター
5番ウッドをユーティリティに置き換えたセッティングです。ここからさらにユーティリティを増やすためには、5番アイアンをユーティリティの27度前後のクラブに入れ替えても大丈夫です。
5番アイアンを滅多に使わない、というゴルファーも少なくないので、使わないクラブを抜いて扱いやすいユーティリティを入れてもいいんです。
非力なゴルファーにもぴったり!ウッド中心セッティング!
飛距離が出せてボールが上がりやすいフェアウェイウッドを中心にしたおすすめのセッティングがこちら!
- ドライバー
- 3番ウッド
- 5番ウッド
- 7番ウッド
- ユーティリティ(22度前後)
- 5番アイアン
- 6番アイアン
- 7番アイアン
- 8番アイアン
- 9番アイアン
- ピッチングウェッジ
- ウェッジ(50度)
- ウェッジ(56度)
- パター
7番ウッドまで入れて、飛距離が重なるユーティリティ(22度前後)を入れたセッティングです。フェアウェイウッドで飛距離を稼げるようなセッティングになっており、ライによって7番ウッドかユーティリティを選択できるセッティングです。
非力なゴルファーは長めのアイアンが苦手というゴルファーが多い傾向にあります。そのため5番アイアンを抜いて、ユーティリティやウェッジを増やすセッティングにしても扱いやすいかもしれません。
クラブセッティングは十人十色!好みのセッティングを見つけよう
一例ではありますがクラブセッティングを紹介してみました。
ここではユーティリティは全てウッド型のユーティリティとして紹介していますが、中にはアイアン型のユーティリティを使う人や、アプローチ専用のクラブであるチッパーを入れる人もいますね。
さらに珍しい人になるとドライバーとミニドライバーという、ドライバー2本体制なんて人も。
クラブセッティングについては14本以内であれば「こうでなければいけない!」というわけではないので、柔軟に自分が対応できるクラブをチョイスして、自分だけのクラブセッティングを作っていきましょう。