グリップサイズの選び方と太く&細くする方法

普段何気なく使っているゴルフクラブのグリップ。そのグリップに実はサイズがあるってご存じでしたか？

実は意外と奥が深いグリップサイズの選び方と、グリップを握ったときに太くしたり細くしたりする方法を見ていきましょう。

グリップサイズの選び方

一般的なグリップのサイズはM-58、M-60、M-62、L-58などという表記になっています。

これはMがメンズ、Lがレディース用のグリップであることを示しており、中の数字は内径の大きさとなります。

一方で種類が同じならば、グリップそのものの外径は変わりません。58のものは内径が小さい分だけ肉厚に、60、62と数字が大きくなるにつれ、内径は大きくなり薄くなっていくのが特徴です。

多くのグリップはM-60の50グラム、という製品が標準で付けられています。

自分が使っているグリップのサイズを覚えておくと、次回のグリップ交換で役に立ちますので一度メーカーの公式サイトなどでチェックしてみてください。

グリップを太くしたいときは？細くしたいときは？選び方を確認しよう

グリップの太さを変えたい、という場合にはグリップ交換のタイミングで変えてしまうのがベストです。

選び方は簡単で、今使っているグリップと比較して厚みのあるものを選べばグリップは太く、厚みの少ないものを選べばグリップは細くなります。

例えばM-60のグリップを使っているゴルファーが、グリップを太くする場合、M-60よりも肉厚な「M-58」を選べば大丈夫。逆にM-62のグリップを選ぶと細くなります。

グリップは下巻きでも太くできる

グリップ交換をする際、シャフトに両面テープを貼って交換をします。その両面テープを「下巻き」と呼びますが、その下巻きでもグリップを太くできます。

通常は両面テープを1周らせん巻き、もしくは縦巻きで貼るだけです。その両面テープを2重3重に重ねていくとほんの少しだけグリップが太くなっていきます。

ものすごく微妙な違いですが、グリップをほんの少し太くしたい場合には有効です。

レディースのゴルフクラブにメンズのグリップを付けるとどうなる？

ゴルフ人口を考えるとさすがに男性比率が高いためか、メンズ用グリップの方がグリップの種類が充実しています。そこでレディース用のクラブに知らずにメンズ用のグリップを使ってしまったらどうなるのでしょうか。

まずはメンズ用グリップとレディース用グリップの違いを見ていくとしましょう。

メンズ用グリップに比べてレディース用グリップは軽い上にちょっとだけ短くなっているのが特徴です。

レディース用クラブにメンズ用グリップを付けてしまうと、グリップ側が重くなってしまいます。するとクラブのバランスが大きく崩れてしまうんですよね。もちろん振り心地も大きく変わってしまうため、トップやダフりなど思わぬミスを連発する原因にも。

グリップ交換をしたら、ミスがやけに目立つようになってしまった方は要注意かもしれません。

グリップ交換をするときはサイズにも気を付けよう

グリップを交換するときにはぜひサイズにも気を付けてみてください。

お店でグリップ交換を頼む場合は、お店の人が気を付けてグリップを選んでくれますが、自分でグリップ交換をするときにはちょっと注意が必要です。

ただ理屈さえ分かっていれば、たくさんの種類があるグリップの中からちょうどいいものを選べるようになりますので覚えておくと便利ですよ。