OKパットって1打になるの?ゴルフ初心者向けに解説
「ボールがカップまで20センチ!もう少しで入ったのに~!」
こんな場面はゴルフでは1ラウンドの中で何ホールも目にしますよね。
そこで同伴のプレーヤーから「OK!」と言われて、それを適用するとボールをカップに入れずにボールを拾い上げていきます。
ゴルフ経験が長い方からすれば、もはや当たり前のこの光景ですが、ゴルフを始めたばかりの初心者や、イマイチルールを理解せずプレーしている日が浅いゴルファーもいるでしょう。
グリーン上でのOKパットって1打になるのか、そもそも「OK」って何なのか、ゴルフ初心者向けに解説していきたいと思います。
OKパットは1打になる!ちゃんとスコアにカウントしよう
ゴルフ初心者にありがちなのですがパッティングで「OK」と言われた場合「もうこれでホールアウトでOKなんだ」と勘違い。
そしてOKパットの分をスコアにカウントしていない人もいますが、OKパットを貰った場合は1打加算しなければいけません。
考え方としては、打てば入る距離だからパッティングをして入ったことにしますよ、というものです。そのため今のパットが入ったことにしてもいいよ、というわけではありませんので注意しましょう。
これを知らずに続けていると仲間内からヒンシュクを買ってしまう可能性もあります。
OKパットはプレーを早くするための1つの手段
このOKパットはいかにして生まれたのでしょうか。
OKパットは打てば誰でも入るという前提なので、打たなくてもカップインするから、打たなくても「OK」というもの。
少しでもプレーの時間を短くするためのものなんですね。短縮できる時間は数秒になるかもしれませんが、この数秒が積み重なるとなかなかの時間になる場合も。
特に混み合っている週末のゴルフ場では、少しの時間の積み重ねが大渋滞を引き起こしてしまう可能性もあります。
OKパットを拒否することもできる?
同伴のプレーヤーからOKが出た場合、自分では練習も兼ねてパッティングをしたい人もいるかもしれません。
そんなときOKパットの拒否をすることはできるのでしょうか。
答えは、OKパットを拒否しても大丈夫です。
OKパットそのものがローカルルールなので、全員がそれを使わなければいけない理由はありません。
しかしながらOKパットはプレー時間の短縮が目的です。後続の組が詰まっている場合や、明らかにプレーの進行に遅れが出ている場合には、あえてOKパットを拒否するのはおすすめできません。
競技ではOKパット無しの「完全ホールアウト」
ちなみに月例やゴルフの試合などの「競技」の場合、OKパットはありません。
「完全ホールアウト」と言われるルールで、競技以外でもコンペなどで適用される場合があります。
この完全ホールアウトというのは、OKパットは無しで最後までカップインさせてください、というルールです。
よく目にするのはプロゴルフの試合ですが、数センチというパッティングでもちゃんとカップインさせていますよね。ゴルフのルール上、こちらの完全ホールアウトが正式なルールに則ったプレー方法になります。
OKパットの距離ってどれくらいが適正なの?
プライベートなゴルフでは、多くの方が採用している「OKパット」ですが、この距離ってどれくらいが適正なのでしょうか。
ちなみにOKパットは、パッティングを打った場合に「どう打っても外さないだろう」という距離なのですが、厳密に距離が決まっているわけではありません。
基本的にこれくらいを目安にするとちょうどいい、というものがパターグリップの長さです。
大体パターグリップの長さの距離が残っているパッティングならば「OK」を出してもいいでしょう。
OKパットをもらったボール、それを外したらどうなる?
プライベートのゴルフでたまに見かけるのが、OKパットをもらったボールをそのままパッティングして外してしまうケース。
完全ホールアウトならどう考えても1打加算になりますが、OKパットを貰っているからどうなるんだろう、と疑問に思ったゴルファーも少なくないと思います。
この場合、OKパットを拒否した場合は1打加算。プレーヤーが完全ホールアウトを選択していますからね。
問題なのはOKパットを拒否したかどうか曖昧な場合。
これについてはどちらの考え方を採用しても大丈夫なので、その場の雰囲気に応じて決定していくしかありませんね。
中にはOKパットをもらいながらも「OKはもらっておくけれど、練習で打たせて」といってパッティングをする人もいますね。パッティングを外したときの保険のようなものです。
OKパットは1打に加算!OKパットのポイントを覚えておこう
OKパットについて色々と確認してみました。
ゴルフ初心者の方、OKパットをもらったときでも必ず1打は加算するようにしてくださいね~。