バンカーのルールと救済措置は何がある?

ゴルフ用語集

ゴルフをプレーする以上避けて通れないのがバンカー。

そのバンカーでの基本的なルールや、バンカーから救済を受ける場合にはどこにボールを出せばいいのか、などゴルフのときに迷わないように知っておくとスマートにゴルフを楽しめるようになりますよ。

また自分だけじゃなく、ゴルフ初心者を連れて行ったときにも有効に救済措置を使えるようにアドバイスもできますので、ぜひバンカーでの基本ルールと救済措置を知っておきたいですね。

バンカーの基本ルール

まずバンカーの基本的なルールから見ていきたいと思います。

クラブはソールしちゃダメ

アドレスをしたときに、バンカー内にゴルフクラブをソールしてはいけません。ゴルフ中継を見ていても、クラブを少し浮かせて構えている姿をよく目にしますよね。

小石や枝は拾ってもOK!

ショットの際、ボールの脇に小石や枝があると邪魔になってしまいますが、これらは拾い上げてもOKとなりました。

ルースインペディメント(動かせる障害物)と言われるもので、葉っぱや土の塊もこの対象となっています。もちろん無罰です。

クラブを杖代わりにしても大丈夫!

体を休める、などの目的でクラブを杖の代わりのようにしてバンカーについてもOKとなりました。

ただしバンカーの砂の状態を確認するために、クラブをソールさせるのはNGですよ。
もちろん手で触れても同様にNGとなりますので注意。

素振りで砂に触れちゃダメ

ショット前の素振りでも、ヘッドがバンカーの砂に触れてはいけません。バンカーの砂の状態の確認とみなされてしまうんです。

フェアウェイでは問題ないんですが、バンカーはちょっと特殊なので覚えておきましょう。

バンカーからの救済を確認しよう

続いてバンカーからはペナルティを支払って救済を受けることもできます。いくつか選択肢がありますので覚えておきましょう。

バンカーからそのまま打てばもちろん無罰

こちらは通常のケース。バンカーに入ってしまったボールをそのまま打つのは救済ではなく、通常通りのプレーですね。

バンカーに入る前のショットからやり直し(1打罰)

もしバンカーに入れてしまった場合に、バンカーに入る前のショットからやり直しができます。バンカーに入る前のショットの位置から、ピンに近づかない1クラブレングス以内にドロップをします。

この場合は1打罰となります。

ピンとボールを結んだラインの1クラブ以内にドロップ(1打罰)

ピンとボールを結んだラインを引いたら、その延長線上の1クラブレングス以内にドロップをします。延長線上であればどこでもOKです。

こちらも同じくピンに近づいてはいけません。

ここで注意したいのは、こちらの救済は「バンカー内でのドロップ」になることです。バンカーの外へドロップしてはいけません。

ボールを基点に2クラブ以内にドロップ(1打罰)

バンカーに入ったボールを基点として2クラブレングス以内にドロップをする救済もあります。ここでの注意点は先ほどはラインの延長線上に1クラブだったのに対し、ボールから2クラブレングス以内となるポイント。

もちろんピンに近づいてはならず、バンカーの内でのドロップとなる点も同じです。仮に2クラブレングス以内の範囲がバンカーの外であっても、バンカー外へドロップしてはいけません。

ピンとボールを結んだラインの1クラブ以内にドロップ(2打罰)

ピンとボールを結んだラインを引いたら、その延長線上の1クラブレングス以内にドロップをします。先ほどと全く同じではありますが、違うポイントがあります。

それは2打罰を支払えばバンカーの外にドロップができる、というルールになっているところです。

これでバンカーのルールはばっちり♪

バンカーからのルールと救済について見てみました。

2019年のルール改定により、以前よりもルールを戦略的に使える幅が増えています。バンカーからのルールと救済をしっかりチェックしておきましょう。

特にバンカー外へのドロップが可能になったのは、ゴルフ初心者の救済にとっても便利なシーンもありますので、覚えて置いて損はありませんね。

とや

こんにちは、ライターのとやです。ゴルフに関するお役立ち情報やギア、コーデに至るまで幅広く発信していきます。初心者向けのことから、ちょっとコアな話まで、「読ん...

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