フェアウェイウッドとユーティリティの選び方!セッティング例を紹介

はじめてのゴルフ知識

ゴルフクラブの合計は全部で14本と決まっています。

その中でどんなクラブを入れて、何を抜くのか、ゴルフクラブのセッティングに頭を悩ませている人も多いでしょう。中でも一番ゴルファーが迷うのがドライバーとアイアンの間です。

ドライバーとアイアンの間にはフェアウェイウッドやユーティリティが入りますが、どんなクラブを何本入れればいいのか今一つ分からない!という方も多いんです。

そのためウェアウェイウッドやユーティリティにはどんなセッティングがあるのか見ていきたいと思います。

スプーン(3番ウッド)1本!ロングアイアンを入れた男前セッティング

アイアンは3番アイアンや4番アイアンから入れて、ドライバー、パター、ウェッジを揃えていくと、もうほとんどフェアウェイウッドやユーティリティが入る余地がありません。

そうなると飛距離の階段を作れるのはドライバーとロングアイアンの間のみ。

そこでスプーン(3番ウッド)を1本だけ入れたセッティングです。

よくこうしたセッティングを「男前セッティング」なんて呼ばれていますね。パワーのある男子プロなどがこうしたセッティングを好むからなのでしょう。

ダスティン・ジョンソンや石川遼がこのようなセッティングです。

セッティング例
ドライバー、3番ウッド、3~9番アイアン、PW、ウェッジ(50°、54°、58°)、パター

スプーンとクリークを入れたアイアン大好きセッティング

アイアンは3番や4番などのロングアイアンを入れて、200ヤード程度までカバー。ドライバーとの間はスプーンとクリーク(3番ウッドと5番ウッド)で埋める、というアイアン大好きなセッティングがこちら。

長い距離が残ってもロングアイアンが基本の選択肢となるゴルファーはこのようなセッティングが多いですね。

「寅さん」ことチェ・ホソンやブラント・スネデカーなどがこうしたセッティングになっています。

セッティング例
ドライバー、3番ウッド、5番ウッド、3~9番アイアン、PW、ウェッジ(52°、58°)、パター
ドライバー、3番ウッド、5番ウッド、4~9番アイアン、PW、ウェッジ(50°、54°、58°)、パター

フェアウェイウッドにユーティリティを足した万能セッティング

フェアウェイウッドにユーティリティを足した万能セッティング。プロからアマチュアまでこの形のセッティングにしている方が多いのではないでしょうか。

長い距離もフェアウェイウッドで狙えますし、少しライが悪いところではユーティリティをチョイス。低いボールを打つ場合はミドルアイアンやロングアイアンが使える、というセッティングです。

ゴルフにおけるあらゆる場面で使いやすいセッティングで、オールマイティに対応したい方にはこのセッティングがおすすめです。ただし5番アイアンなどが使いこなせることが条件になりますよ。

小田孔明、畑岡奈紗、テレサ・ルーなどたくさんの選手がこうしたセッティングでツアーを戦っていますね。

セッティング例
ドライバー、3番ウッド、5番ウッド、ユーティリティ(22°)、5~9番アイアン、PW、ウェッジ(50°、54°、58°)、パター
ドライバー、3番ウッド、5番ウッド、ユーティリティ(19°)、ユーティリティ(22°)、5~9番アイアン、PW、ウェッジ(52°、56°)、パター

長いアイアンを抜いたFW×2/UT×2の楽々セッティング

一般的には扱いにくいと言われる3~5番アイアン。セットもので販売されているものでは5番アイアンから、というものが主流になっていますが、この5番アイアンを抜いたセッティングです。

代わりにフェアウェイウッドを3番と5番の2本。ユーティリティも2本、というロングアイアンの代わりにユーティリティを使って安定したショットを積み重ねていきたいゴルファーにおすすめ。

このセッティングは多くの女子プロゴルファーが用いているセッティングで、ヘッドスピードが近いと言われている男性アマチュアゴルファーにも参考になるセッティングかもしれませんね。

鈴木愛、菊地絵理香、笠りつ子など多くの女子プロゴルファーがこのセッティングです。

セッティング例
ドライバー、3番ウッド、5番ウッド、ユーティリティ(19°)、ユーティリティ(22°)、6~9番アイアン、PW、ウェッジ(50°、54°、58°)、パター

ユーティリティを目一杯詰め込んだユーティリティセッティング

男子プロでは比較的アイアン中心のセッティングが多いのですが、女子プロゴルファーにたまに見かけるのが、ドライバーとアイアンの間をユーティリティで充実させたセッティングです。

極端な例ではドライバーとアイアンの間はフェアウェイウッドを使わず、ユーティリティのみ、という選手もいます。

また3番ウッドを1本だけ入れて、6番アイアンより上はユーティリティを3本というプロや、ウッドを入れずユーティリティのみ、というプロもいます。

ユーティリティの良さは、フェアウェイウッドとアイアンのイイトコ取りをしたクラブであるのがポイントです。より楽に、より簡単に長い距離を安心して打って行けるセッティングですね。

片山晋吾、柏原明日香、酒井美紀などユーティリティを充実させたセッティングになっています。

セッティング例
ドライバー、3番ウッド、ユーティリティ(17°)、ユーティリティ(21°)、ユーティリティ(25°)、6~9番アイアン、PW、ウェッジ(50°、54°、58°)、パター
ドライバー、3番ウッド、5番ウッド、ユーティリティ(21°)、ユーティリティ(23°)、ユーティリティ(25°)、6~9番アイアン、PW、ウェッジ(52°、56°)、パター

自分が打ちやすくスコアを作れるクラブを厳選しよう

クラブは14本以内と決められてはいますが、決められているのは総数だけ。と言うことは自分が打ちやすく、自信のあるクラブだけを厳選して入れていけば良いんです。

プロゴルファーにも色々なセッティングがあるくらいですから、アマチュアの皆さんも自信を持って好きなクラブを入れてラウンドに臨んでみましょう。

※プロゴルファーのクラブセッティングは2020年12月調べ。プロのクラブセッティングは頻繁に変わりますのでご容赦ください。

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