ゴルフ初心者が最初に覚えた方が良いスイングのポイント
ゴルフのスイングを初心者に教えようとしたときに、形を教えても見本を見せてもなかなかスムーズにスイングって教えられませんよね。
本来はまっさらの状態からゴルフレッスンへ行った方が良い、とおすすめされてはいるんですが、「ゴルフを教えて欲しい」と初心者に言われて一緒に打ちっ放し練習場へ行く機会がある方も多いでしょう。
さてそこでゴルフの初心者にスイングを教えてみると、全然上手にスイングできないんですよね。言いたいことが全く伝わらない、なぜそんなスイングになってしまうのか分からない。そんなジレンマを感じたことがある方いませんか？
ゴルフ初心者が最初に覚えた方が良いスイングのポイントについて解説していきたいと思います。ゴルフ初心者もゴルフ初心者に教えることになった経験者も必見です。
ゴルフ初心者は「普通に」振れない
「ゴルフを教えて欲しい」と初心者に頼まれて、ゴルフ練習場へ行ったとしましょう。
そこでどうやって振ればいいのか尋ねられたとき「普通に振れば大丈夫だよ～」と言った経験がある方もいますよね。でも実際に普通に振ってもらおうとしても、初心者ってその「普通」のスイングができないんです。
それを見てなぜできないのか、できない理由が分からない、と感じた経験がある方も多いはずです。
例えば野球やテニス経験者は、クラブをスイングするという感覚が分かっていますので「普通に」スイングができる可能性も高くなります。（でもちょっとポイントが違うのでスライス連発など他の弊害もありますが・・・）
ゴルフ経験者が思っているほど「普通に」スイングってできないものなんですよね。
普通に振るには手の内旋と外旋を覚えればゴルフスイングができる！
ゴルフのスイングを初心者に覚えてもらうために必要な感覚というものがあります。
それは手の内旋と外旋という感覚です。
詳しく言えばアドレスがこちら。
バックスイングで右腕は外旋、左腕が内旋。
インパクトでニュートラルに戻って、フォローで右腕は内旋、左腕が外旋していきます。
文章にするとこんがらがってしまいそうですが、画像を見れば一目瞭然ですよね。
この内旋と外旋の感覚をまずつかんでもらうことが、ゴルフ初心者には大切なんです。
手の内旋と外旋ができないと・・・？
手の内旋と外旋ができないとどうなるんでしょうか。
画像をちょっと見てみましょう。こんなゴルフスイングになっている人、見たことありませんか？
ゴルフを始めたばかりのゴルファーにスイングを教えて見たら全然上手に打てない！という人ってこんなスイングじゃないでしょうか。
ポイントはバックスイングでの左手首。全く左腕の内旋ができていないんですよね。
経験者からは「どうしてそんなスイングになるの？」という疑問なのですが、ゴルフクラブを握ったこともないような初心者は腕の内旋と外旋ができない、理解ができていないんです。
初心者がスイングのポイントを覚えるのに最適な練習は？
さてこのゴルフスイングのポイントを覚えるための内旋と外旋の動き。これを覚えるために一体どんな練習をしていけばいいのでしょうか。
とりあえず練習量を増やす！という練習方法ではちょっと現実的ではありません。手の内旋と外旋の動きを強制的に体感させるのが大切になるんですね。
最初に手の内旋と外旋の動きを腕をぶらぶらさせながらやってみてください。
- バックスイングのときには右手が外旋、左手が内旋
- インパクトでニュートラルに
- フォローでは右手が内旋、左手が外旋
この動きのイメージを持ったままクラブを持ってみましょう。
次にこの内旋と外旋の動きを強制的に体感させる方法として、左手はグリップ部分を握ったら、右手はグリップとシャフトの境目あたりを握る方法をおすすめします。この状態でゆっくりとスイングの動きを作っていけば、近いうちにゴルフクラブを「普通に」スイングすることが可能になってくるでしょう。
いきなりスイングを教えてすぐにできる人は少ないかもしれませんが、ある程度基本となる動きを体感させてからならば、スイングの基本的な形をイメージしやすくなりますよ。
ゴルフ初心者にスイングを覚えてもらう場合、まずはこの動きを覚えてもらいましょう。