ゴルフマナーアップ講座!ディボットには目土をしよう
ゴルフはマナーについてよく言われるスポーツでもあります。その中で比較的よく言われているものの、あまり行われていないのが目土ではないでしょうか。
皆さんはラウンドの際、フェアウェイにできたディボットに目土をしているでしょうか。
目土の効果や必要性をここではお話してみたいと思います。
そもそも目土って何だろう?ディボットに砂を入れる
普段生活しているときにはあまり聞かない目土という言葉。この目土とは一体なんなのでしょうか。
目土とは芝がショットなどによってえぐれたディボットと呼ばれる部分に、砂を入れることを指します。
ゴルフ場によってはカートの後方に砂が入った袋が常備されており、目土がすぐにできるように準備されているところもあります。
また各ホールのティーイングエリア付近には目土用の砂が入った場所が設けられています。目土袋にこちらから砂を入れて持ち歩くようにするんです。
目土をすると芝の回復が早くなる効果がある!
目土をすると削れてしまった芝の回復が早くなる効果があります。
ディボットになってしまうと、その部分は芝の根が外気に露出した状態になってしまいます。そこから根を張り、元の状態に戻るまでかなりの時間を擁します。
逆にすぐに目土をすれば、季節によりますが1週間ほどで目立たなくなる場合もあります。目土をした場合としなかった場合では、フェアウェイの状態に大きく違いが出てきます。
目土袋とスコップを用意!目土のやり方は?
目土をするためには目土袋と小さなスコップを用意しておけば大丈夫です。
やり方はディボットを作ってしまったところに、上から砂をドサッと入れるだけです。そして足で軽く均してあげれば目土の完成です。穴を開けてしまった部分に砂を入れて、それを埋めるだけなんですね。
全く難しいことではありませんので、積極的に目土をするように心がけましょう。
学生ゴルフの試合では目土袋の携行が義務となっている
目土については、学生ゴルフの試合では目土袋の携行が義務付けられています。スタート前に目土袋を持っているかどうかの確認も行われます。
一般営業のエンジョイゴルフとはちょっと雰囲気が違う学生ゴルフでは、礼節やマナーを重んじる傾向にあるため、目土についても厳しくチェックをされています。
ゴルフ場では最終組の後ろからディボットに目土をしている
しかし目土を積極的に行っているゴルファーは、肌感覚としてはさほど多くはありません。でもそうなるとフェアウェイがディボット跡だらけになって、ボロボロになってしまいますよね。
そうならないようにゴルフ場では、最終組の後ろにディボットを埋めるスタッフが目土をして回っています。
でもディボットができたすぐに目土をするのと、時間が経過してから目土をするのとでは芝の回復に差が出てくるのも事実。スタッフに任せるよりも、打った本人が目土をするのが芝のためにも一番ベストなのです。
目土をしてコースを綺麗に保とう!
フェアウェイに空けてしまったディボットは、芝のためにもすぐに目土をして修復していくようマナーアップに努めましょう。
ゴルフが上手なだけでなく、みんなが気持ちよくゴルフ場を利用できるような配慮の心を持ち続けたいものですね。