アイアンのシャフトをスチールからカーボンに変えるタイミングは?
ゴルフを長く続けていると、若い頃に使っていたクラブが重いと感じる瞬間がやってきます。
自分では認めたくなくても確実にやってくる体力の衰え。
その体力の衰えをトレーニングでカバーできる人ってなかなかいませんよね。
そうなるとクラブを現在のクラブよりも軽く、柔らかいものに変更して、自分の体力に合わせたフィッティングが必要となってきます。
そこで若い頃に使っていたクラブがスチールシャフトを使っている方は、「そろそろカーボンに買い換えようかなぁ・・・」と考えている人は、どんなタイミングでシャフトを交換すればいいのか、目安はあるんでしょうか。
特に体力が落ち始めてくる実感をし始める年齢でもある、50代60代のゴルファーの方は必見です!
オーバースペックのクラブだとどうなるの?
まずオーバースペックのクラブを使うとボールにどんな変化が現れるのか見ていきましょう。
まず1つ目はボールの捕まりです。
シャフトが硬すぎる、重すぎるなどオーバースペックである場合には、ボールが捕まらなくなってきます。
スイングリズムやタイミングもジャスト、しっかりインパクトもできたのに、ボールは狙いよりも右方向へ飛んでしまいます。
もう1つはボールの高さです。
シャフトが硬すぎるとシャフトのしなり戻りが上手く使えず、ヘッドスピードが落ちてしまいます。するとボールが思ったように上がらなくなり低弾道のボールが増えてきます。
シャフトをスチールからカーボンへ変えるだけでいい?
重い、固い、というイメージのあるスチールシャフト。そして軽い、柔らかいイメージのカーボンシャフト。
その認識は本当に合っているでしょうか。
実は今ではスチールでも軽く作られている軽量スチールシャフトや、カーボンでも重く作られている重量級のカーボンシャフトもあって、素材だけでスペックを推し量ることが正直難しくなっているんです。
そのため
「クラブが重くなってきたから、カーボンシャフトに変える」
という考え方では合わないケースも出てくるのを認識しておきましょう。
クラブが重くなってきたから、体力にあったシャフトに変更する、という考え方が基本となります。
ということで、実際にスチールシャフトからスペックを落とすタイミングを見ていきましょう。
ボールが捕まらない!高さが出ない!この2つが出始めたらシャフト交換のタイミング
オーバースペックのクラブを使うとどうなるか、というお話をお送りしていましたが、まさにその症状でもある
- ボールが捕まらない
- ボールに高さが出ない
という症状に悩まされ始めたら、シャフトを軽さ、硬さをワンランク落とすタイミングとなります。
ここでこれまで使っていたシャフトの感触が好きならば、同じシャフトの種類で1つアンダースペックのシャフトをまず試していただきたいと思います。
シャフトにはそれぞれ癖や特徴があるため、同じものにするのか、たまたま違った特性のシャフトを選ぶのか、クラフトマンと相談しながら決めていきましょう。