グリーンにできたボールマークの正しい直し方は?
ゴルフ場の顔とも言えるグリーン。そのグリーンに乗ってよくよく周りを見てみると、ボールの跡がいっぱい!?
こんな光景を目にしたことはありませんか?
これはボールがグリーンに直接着弾したときにできる「ボールマーク」(またはピッチマーク)とも呼ばれるもので、放置してしまうとその部分だけグリーンの芝が枯れてしまいます。
そうならないために、打った本人がすぐにボールマークを直さなければいけないのですが、ボールマークの直し方がよく分からない、と言う人も少なくありません。
ここではボールマークの正しい直し方を確認してみたいと思います。
ボールマークを放置するとキレイなグリーンが保てない
ボールの跡がグリーン上にクッキリと残ってしまうボールマーク。このボールマークを放置すると、へこんだ部分の芝が枯れて茶色に変色してしまいます。
こうなってしまうと元のキレイなグリーンに戻るまでに1か月以上かかるとも言われています(季節により変動します)。
そのためボールマークができた直後に、自分でボールマークを修復すればすぐに芝は復活。キレイなグリーンを保つことができるんですね。仮にボールマークを放置してしまうと、グリーンは点々と茶色に枯れた芝が点在する痛みが目立つグリーンになってしまうんです。
ボールマークを直すのに必要なのはグリーンフォーク
さてこのボールマークを直すために必要なのはグリーンフォークと言われる道具です。
地面に突き刺すためにプラスチックや金属製でできており、1本足のもの、2本足のものなどの種類があります。
基本的にはどれもグリーンのボールマークを直すための道具なので、使い勝手にあまり違いはありません。デザインや好みなどで選んでみてください。
もしグリーンフォークを持っていないという方は、手持ちのロングティーで代用できますのでぜひボールマークを直すクセを付けておきましょう。
ボールマークの直し方はへこんだ部分に周りの芝を寄せるように
いよいよボールマークの直し方を見ていきましょう。
ボールマークはボールが飛んでくる方向が浅く、奥が深くなる形でグリーンが変形します。
ボールが着弾した跡、へこんだ部分の周囲にグリーンフォークを指して中央に寄せるようにして平らにしていくのがポイントです。1回で芝を寄せようとするのではなく、複数回に分けて芝を寄せると上手く修復できます。
ボールマークでグリーンの損傷が激しい場合には、凹んだ部分に直接グリーンフォークを刺して表面を均します。
ボールマーク修復!最後の仕上げにパターの裏でトントンしよう
グリーンフォークで凹みを直したら、最後に表面をキレイにしましょう。そのやり方はパターの裏でグリーンをトントンと軽く叩くだけです。
最後の仕上げはスパイクで踏んでしまうと全然キレイにならないのでおすすめできません。ただスパイクレスシューズならば大丈夫なので、スパイクレスシューズをお使いの方はお試しください。
ボールマークを直すときこれは絶対やっちゃダメ!
ボールマークを直すときには、凹んでいる部分を寄せていくのが基本です。しかしボールマークを直すときに絶対にやってはいけないことがあります。
それがグリーンフォークを刺して芝を上に持ち上げる行為!グリーンの芝ってものすごく短いので、芝を持ち上げるだけで簡単に根が切れてしまいます。これって芝を枯らしてしまう原因になりますので絶対にNGです。
ボールマークを直すクセを付けてキレイなグリーンを保とう
ボールマークは放置してしまうとグリーンがどんどん痛んでしまいます。でもゴルファー一人一人がボールマークを直すクセを付ければ、いつまでもキレイなグリーンを保てるようになるんですよね。
初心者ゴルファーが増えている今、マナーの問題が取り沙汰されるケースも少なくありません。一人一人の意識を高く持って、みんなで気持ちよくゴルフを楽しみたいですね。