V1とV1x、ZstarとZstarXV 大人気ツアーボールの違いって何?
プロゴルファーや競技志向のゴルファーたちから絶大な信頼を得ているゴルフボールがありますよね。
中でもタイトリストのプロV1、プロV1xとスリクソンのZstar、ZstarXVのボールがかなりのシェアを占めています。この大人気のツアーボールなのですが、一体何がどう違うのでしょうか。
またこれらのツアーボールを使ってみたい!という方は、それぞれの違いを理解していただいてボール選びの参考にしてみてください。
V1,V1x,Zstar,ZstarXVはスピン系ボールに相当する
今回こちらで比較しているタイトリストのProV1、ProV1xとスリクソンのZstar、ZstarXVはいずれのボールも「スピン系」のボールに属します。
特徴としては表面がウレタンカバーでできており、フェース面に食いつきやすい構造になっています。その結果スピンがしっかり入る仕様です。
お値段もゴルフボールの中ではかなり高額で、1ダースで6000円以上。さすがツアープロ御用達のボールですね
どのボールも基本性能の高さが特徴!違いは「X」にあり?
タイトリストのProV1シリーズもスリクソンZstarシリーズもどちらのボールも基本性能の高さがポイントです。
スピン系ボールということで、グリーンにウェッジでキュッと止めるスピン量はもちろん確保した上で、ドライバーの飛距離も追及。さらには好まれるフィーリングやパッティング時の音に至るまで、プロゴルファーと試行錯誤を繰り返して日々改良が重ねられています。
そこでタイトリストのProV1とV1xを比較してみたいと思います。
値段も見た目も変わらないのですが、違いは中身にあります。
ProV1は、スピン性能をより追求したショートゲームでの使い勝手を重視。ProV1xは風にも負けない強い弾道と飛距離を実現しているため、ドライバーでの飛距離性能を伸ばしたボール。
ボールの商品名に「x」がついているかいないかでこうした違いがあるんですね。これはスリクソンのZstarシリーズにも言えることで、Zstarはよりスピン性能を高めたボールで、ZstarXVはドライバーの飛距離性能を高めたボールになるんです。
ドライバーの打感は「x」が固め
V1シリーズ、Z-starシリーズ共通でドライバーでの打感は「x」がついているボールの方が固めになります。表面のウレタンカバーを薄くしてあるのが「x」がつくボールの特徴で、内部の反発力をより大きく感じられるため、打感は固くなるんです。
フェースに食いつくような柔らかな感触が好きならV1やZ-star。ショットのときにボールに芯を感じるような打感が好きならV1xやZ-starXVを選ぶのもいいでしょう。
スピンの入りと飛距離に密接な関係
V1シリーズとZ-starシリーズはスピンの入り方と飛距離にも密接な関係があります。
プロV1、Z-starのボールはスピンが入りますが、ドライバーでも少しだけスピン量が多くなります。
逆にプロV1x、Z-starXVはアプローチのスピン量は少し譲るものの、ドライバーのスピン量も少なめ。
ドライバーのスピン量が少なくなればそれだけ飛距離アップにつながる可能性が高くなります。
グリーン周りでのアプローチでは必要にして十分のスピン量がある、と判断すれば、あとはドライバーの飛距離が伸びる「x」がついたボールを選べます。逆にグリーン周りでのアプローチでもっとスピンが欲しい、と考えればドライバーの飛距離を少し犠牲にしてでもスピン量を求める選び方ができますね。
大人気のタイトリストV1シリーズとスリクソンのZ-starシリーズ
どちらも基本性能はかなり高いボールなので、好みのボールを選んでみてください。
ゴルフボールの中でも最高峰の性能を誇るボールたちですが、飛距離性能を取るのか、それともショートゲームでの操作性を取るのか、あなたはどちらを選びますか?