池ポチャしたボールってその後どうなるの?
エンジョイゴルファーにとっては本当に勘弁して欲しい池ポチャ。
ティーイングエリアの前にある池では、普段なら絶対に打ち込まないはずなのに、池があるときに限って「ぽちゃーん!」。グリーン周りにある池ではアプローチを失敗して「ぽちゃーん!」と痛い目に遭っている方もかなり多いはずです。
さて、この池ポチャしたボールなんですが、池を掃除しなければいつかは池がボールで満タンに!?
いやいや、そんなことはありません。実は池ポチャしたボールってちゃーんと再利用されていたんですよ。
池ポチャしたボールは回収されてロストボールとして再び店頭に並ぶ!
池ポチャしたボールは、ロストボール回収業者に回収されます。ゴルフ場と提携しているところが、年に数回決まったタイミングでやってきて池に沈んだボールを山のようにサルベージ!
それだけ皆さんが池へボールを奉納してしまっている、という事実ですよね。
この回収されたボールは、回収、洗浄、種類分けなどの工程を経て、店頭に『ロストボール」として並ぶんです。
ロストボールは1個500円以上もするようなツアー系のボールでも、ロストボールなら1球100円程度で購入できるために、かなりコスパのいいボールです。手軽によくスピンがかかるツアー系ボールを使いたいというゴルファーにとっては嬉しいメリットですね。
池ポチャしたボールは性能が低下する可能性も
非常に安価でツアーボールが使用できると人気のロストボールではありますが、池ポチャしてしまったボールは性能が大きく低下する可能性もあります。
それは長く水に浸かってしまったボールは、水分を吸収してほんのわずかですが重くなってしまうんです。
水分を吸ってしまった量が例えわずかでも、パッティングの転がりやドライバー、アイアンの飛距離、アプローチでのスピンなどに大きな影響を及ぼします。水の中にある期間がながければ長いほどボールの性能は低下してしまうんですね。
純粋に飛距離が飛ばなくなるだけでなく、ドライバーではスピン量が増えてしまったり、アプローチは跳ねる方向にバラつきが出たり、パターでは転がりに影響が出たり・・・極端に状態の悪いものでなければ、そこまで顕著ではありませんがこういうボールを引いてしまう可能性だってゼロではありませんからね。
ロストボールも洗浄をしてから店頭に並ぶため見た目は綺麗です。でもそのボールが実は、数か月もの間池の底に沈んでいたボールかもしれませんよ。
ロストボールを使うなら性能低下を織り込んで使おう
安価なロストボールは、初心者の内はついつい手が伸びてしまいます。
しかも憧れのツアー系ボールが、ものすごくお値打ちな値段で販売されていますからね。でもロストボールを使う場合は、もしかしたら性能が低下しているボールに当たるかもしれない、と頭の片隅に置いておきましょう。
池ポチャしたボールは、ボールそのものの性能が大きく落ちる可能性があるんです。やはり個人的には、新品でもお値打ちな2ピースディスタンス系のボールをおすすめしたいと思います。
ロストボールに関する記事はこちらです。